Providence Collection

プロヴィダンスはニュージーランドの北島、オークランドから北へ約60キロに位置するマタカナで、わずか2ヘクタールの畑で育つブドウから造られる。

オーナーはジェイムズ・ヴルティッチ氏、本業は弁護士である。

1990年に畑を購入し、初ヴィンテージは1993年。1996年のミュンヘンでのブラインド・テイスティング(世界で最も影響力を持つワイン評論家の一人として著名な、ジャンシス・ロビンソン女史も参加)において、ペトリュス1990年やシュバル・ブラン1990年と並んで提供された中で、見事に1位を獲得した。

その評判は瞬く間に世界中から注目を浴び、まさにシンデレラワインである。

ジェイムズ氏は、ボルドーのサン・テミリオンのワインが好きで、過去最高と評されるシュヴァル・ブラン1947年を14回も飲むほどの愛好家である。そんなジェイムズ氏のワイン造りの特徴は、究極の哲学を実現した常識破りなもので、完全なるオーガニック栽培のブドウ100%で仕立てられていること。化学肥料、酸化防止剤、保存料は一切使用せず、ブドウ造りから醸造まで一貫して自然に任せることをポリシーとしている。ブドウは自然に還元出来る有機肥料のみで育て上げ、自然発酵がもっとも進みやすい朝に丁寧に手摘みで収穫。収穫されたブドウは、4時間に1回、手作業で攪拌を行いながら、天然酵母のみで発酵。フレンチオークの新樽100%で24か月もの長期熟成後、リリースされる。

このような信念を持ち、愛情を注ぎこまれたワインは、ニュージーランドで最高の赤ワインと評されるまでになってきたのである。




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