オークランド|Auckland

  オークランド市を中心としたリージョンで、ニュージーランドのワイン産業の盛隆を牽引してきた大手のワイナリーを多く創出してきた地域。その多くが、クロアチア、レバノンからの移民の家系であった。

サブリージョンとしてマタカナ、ワイへケ、クメウ、クリーブドンがある。比較的気温が高く、年間降雨量も1200㎜とブルゴーニュの倍近くある土地で、ブドウ造りには気候条件が厳しい地域ではあるが、サブリージョンの中の、さらにマイクロリージョンに質の高い畑が点在してる。

◇クメウ

オークランドから北西へ20㎞程の地域。20世紀初めにクロアチア移民によってNZのワイン産業の礎が築かれた地域。砂岩や泥炭の層を火山性粘土質が覆っている水はけのよい土壌が特徴。クロアチア系移民のブレイコヴィッチファミリーが営むクメウ・リヴァーが世界的にニュージーランドのシャルドネの評価をいっきに高めたことで知られている。

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