ワイへケ・アイランド|Waiheke Island

オークランドの中心街からフェリーで40分の距離に位置するこの島は、美しい景観に恵まれ、長年オークランド市民にリゾート地として愛されてきた島だった。 1977年に初めてヴィニフェラ種のブドウが植えられてから80年代を通して徐々にワイナリーが増え、90年代には急速にその数を増やしてきた。わずか9200ヘクタールの島に今では30以上のワイナリーが存在する。

ワイン造りの上でワイへケ・アイランドの特徴はなんといってもその気候にある。冷たい風をもたらす西風、南西の風は周りの島や陸地が遮ることからワインリージョンとしてのオークランドの中でも最も気温が高い。また、降雨量も高めだが、海に囲まれていることから海風が湿気を取り除いてくれる。

元来ボルドー系の品種が多く植えられていたが、10年ほど前からシラーの生産量が増えてきている。シャルドネ、ピノグリ、ソーヴィニョン・ブランなどの白ワインの品種も近年増えてきている。