ホークス・ベイ|Hawke's Bay

総栽培面積4,771haはマールボロについで2番目の大きさ。ワイナリーはネイピア・ヘイスティング周辺に集中している。ボルドー系赤品種とシラーの産地としてNZの中で重要な地位を占めている。

メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニョンの国内最大の栽培面積、生産量を誇り、2016年には国全体の88%を占めている。日照時間は2,200時間、年間降水量は800mm程。夏の最高気温は27℃、最低気温は14℃。

ホークス湾に向かって3本の川が流れ込む流域に比較的なだらかで広いエリアが生まれ、この堆積土を選んでブドウ畑が集中している。この中のナルロロ川沿いに“ギムレット・グラベルズ” “ブリッジパ・トライアングル”と言う有力な栽培地域がある。 

 ◇ギムレット・グラベルズ

800haの栽培面積。1981年に初めて植栽され、ホークス・ベイの20社程がここに畑を持っている。赤ワインの特徴はスパイシーで骨格がしっかりとしている。

 

◇ブリッジ・パ・トライアングル

ギムレット・グラベルズよりも西側(上流)に位置した川沿いに三角形の形状に広がる地域。ホークス・ベイで最も畑が集中しており、栽培面積は2,000ha。赤ワインの特徴は柔らかなテクスチャーと滑らかな果実感を持つ。近年注目されているシラーは隣国オーストラリアとは特徴が異なり、冷涼気候のシラーとして売り出している。

 

◇セントラル・ホークス・ベイ

ホークス・ベイの南半分の地域が“セントラル・ホークス・ベイ”としてGIに登録された。南側に位置する事から、より冷涼な気候で石灰岩質土壌が分布している。比較的新しい産地でワイナリーは少数。シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーを中心に生産されている。

 

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