ギブストン・ヴァレー・ワイナリー|Gibbston Valley Winery
ギブストン・ヴァレー・ワイナリーはニュージーランドの南島、セントラル・オタゴのギブストンに位置する。
1976年、アラン・ブレディ氏がギブストンに土地を購入し、1981年からの2年間で350本のブドウを植えた。アラン氏は赤道の南45度にあるこの場所の気候等が、ワイン生産には理想と考えていた。当時、周りからは寒すぎると批判的な意見があったが、生産されたワインが思っていた以上に良い出来であった為、趣味として始めたワイン造りに本腰を入れる。
1987年、セントラル・オタゴでは最初の商業用ワインを出荷した。1989年ヴィンテージが1990年のニュージーランドの3大ワイン品評会で銀賞を獲得した。それによりセントラル・オタゴが一流のワインを生産出来る事が証明され、他の人が後を続く事になった。
1990年、セントラル・オタゴ最古のワイナリーとして、ギブストン・ヴァレー・ワイナリーが設立された。1995年、アラン氏はオーク樽の保管場所に関して他人とは違う方法を考え、ワイナリーの裏に広がる岩山に1400㎡もの洞窟を作った。これはこの地域では初めての試みであり、現在でもニュージーランドで最大のワイン洞窟とされている。
2001年、ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジにてギブストン・ヴァレー・リザーブ・ピノ・ノワールが金メダルを獲得した。これはフランスワイン以外では初めての出来事だった。2006年、それまでホークスベイ、アメリカ、フランスで経験のあるクリストファー・キーズ氏をチーフ・ワインメーカーに迎え、更に華々しい国際的な評価を得る様になっている。