ソムリエ渡辺のニュージーランド研修

研修2

2024.4.16 
Christchurch →ファイブスタービーフ フィードロット→カンタベリー工場→ハリソンさんの牧場→Smokey T's
朝7時半ホテル出発 アンズコフーズNZの高橋さんと待ち合わせて先ずはアンズコフーズのフィードロットへ見渡す限り畑や牧場の同じ景色90分程🚗で走る。ワカヌイの壁掛け写真にもあるワカヌイスクールも通り到着。30分程フィードロットの歴史を説明していただき、テラス風な所からフィードロットが一望できる。風景画を見ている様な感覚になる綺麗な場所である。18000頭〜20000頭が入れるキャパであり年間40000頭の牛が工場へと送られる。その内26000頭をアンズコフーズが各国へと販売している。景色の1番向こう側に海が見え清々しい風がこちらに向かって優しく吹いている。地面は左右がまんなかに向かって傾斜しており汚れた水、排泄物等は中央に向かって流れていく、これらは肥料として別農家で利用される。牛やスタッフが飲む水は周りの山々から100年前の雪解け水をこちらまで引き飲料水としている。海洋性気候なので雨も適度に降り、乾燥していない。世界中の牧場でもオーストラリアのタスマニアや南オーストラリア海岸線の牧場くらいしかこの環境がない。オーストラリアやアメリカ中部などの牧場では夏場、高温になる牛達は暑さが苦手な為、日差しを和らげる為に屋根を着けるがここは必要が無い。牛が尻尾を振る姿が他の生産場と比べると少ないらしく、その理由は清潔に保たれているフィードロットの為にハエが少なく、追い払う動作が少なくストレス減になる。
また、常に馬に乗ったスタッフがフィードロット内を循環し牛の健康状態をチェックしている、1番多いのは足と足がぶつかり合って怪我をする事があるよそうです。
世界中でトップレベルの安全、清潔、牛達のストレス軽減など考え抜かれたフィードロットを所有するアンズコフーズの商品がワカヌイで美味しいお肉の提供が出来る理由の最初のスタート地点である事を認識できた。
カンタベリー工場
フィードロットから車で15分程、屠畜を行うカンタベリー工場へと向かいました。近い理由は移動の時間短縮で牛のストレスを減らす事です。他国では何時間もかける、アメリカなどでは数日かかる事もあるそうだ。
さて、工場に着くと工場長、各セクションマネージャーなどとご挨拶、フレンドリーな雰囲気で始まったが、一転見学に関しての注意事項、有事の避難経路、指示など重たい空気感の中、話が進んでいった。
説明終了後、いよいよ屠畜、トリミング作業が行われている工場内施設へ移動。入室前、白衣を羽織り消毒、足元長靴の洗浄を行い入室、中は清潔が保たれニオイは驚くほど少ない。100人くらいの作業をしている方々がいる、適度な緊張感がありが目が合うとニコリと合図をくださり少し緊張も和んだ。
先ずは羊だが既に何百頭もが上からぶら下げられ、工場内を循環し幾つものパーツに切り分けられる、途中中抜きされた体を覗き込み背ロースの部分を確認できた。羊と言えど丸裸にされたものを見ると、かなり大きくも感じた。当然ながら肉の張り、赤々とした明るい色味がお客様から好評頂く由縁なのだろう。
続いて隣の棟へ牛の屠畜、トリミング作業場へと移動。その途中、作業の方の休憩所を通るが大男が多数いるが昼食らしき食べ物はジップロック的な袋にパン一枚にフルーツというような軽食、"足りるのかな?"という自分の食事量との余計な心配をしていた。次の屠殺観察への少しばかりの拒否感や恐怖感を薄める為の心理なのか?
羊と同じく、入念な消毒後入室。
先程とは違いぶら下げられ皮を剥がされ牛の大きさに一瞬怯むが、悟られない様にしている自分がいる、屠殺場は見えなく安堵している時、自身左側に目を向けると皮を剥がされた頭部が台の上に固定されている。おもいっきり目が合ってしまった。衝撃的な瞬間だった。その横には大きな内臓がゴロゴロとラインで運ばれてくる。ただ色がとても綺麗でコンディションの良さを見てとれる。そのまま、様々な部位へのカット工程を見事な包丁捌きで見ていく、段々と緊張もとれていくのが自身で感じてくる、そんな中、高橋さんが耳元で"どうします?見ます?"屠殺の事である、見たくない本音もあったが、ここまでの様々な工程シーンを見慣れた事、何故ニュージーランドまでやってきのか?牛や羊も殺されたくて生きてる訳でなく、人の為に屠殺されていく尊さを考えると、答えは"行きましょう"しか出てこなかった。
トリミング作業が忙しく行われている場所の最も奥にその場所はあった。
3頭の牛が横たわっていた、1頭が吊るされている。まだ牛そのものの状態だ。吊るされている牛は首の皮1枚で胴体と繋がっている、次の工程で首が切り離されて次のセクションへ、次の瞬間奥の重厚な扉が開き大きな体がドンと落ちてくる、電気ショックで気絶状態の牛だ。手足が少しだけ動いている、そして黒い衣装、制服なのであろうハラルの方4人で牛を囲んでいる、かなり他セクションより神妙な感じ、空気が張り詰めるとはこの事なのだろう。何やら唱えている様にも見えた、1メートル位あろうか真っ直ぐに伸びた細い剣の様なもので頸動脈辺りを左右1回ずつの2回刺す、大量の血が流れでる。この瞬間、人のが生きる為に死んだのである。これを食べ生き、これを売る仕事をしお金を得て生活する、これを繰り返していく、この場所で働く方も数百人、その前の牧場の方、肉を運搬する仕事、ワカヌイで調理やサービスを行う者、何百、何千の人達、またそれを食べて大事な仲間、仕事関係を充実させていく何万人の人が牛や羊の犠牲の上に成り立っている事を思い考えさせらる時間であった。この工場で2時間ばかりの滞在ですが、ニュージーランドまで行く意味がここだけでも体感できこの後の日程も良いものであるだろうと直感した。
Smokey T's
夜の食事はクライストチャーチの町を少し外れたこのお店です。現地アンズコフーズの高橋さんおすすめのお店です。
ビーフ、ポーク、チキンが全てスモークをかけ提供されます。ビーフはアンズコフーズのリブアイです。テキサス風バーベキューがルーツのようです。
店内はカジュアルで肉体労働者、ほぼ男性で埋め尽くされており、とても賑やかな雰囲気。本社、清水さんも同時期に出張でニュージーランドに来ておりここで合流。
ドリンクも小難しいものでなく、ビール、定番カクテル、ワインは量もタップリと私にとっては雰囲気も料理、ドリンクの量といい事ずくめでした。
まず、ドリンクはSmokey T's Aleビールをオーダー、ニュージーランド上陸初ビールです。ライチの香りで軽め、喉越しはかなり良かった。
食事は3種のお肉とトルティーヤ、サラダ、ワッフルポテトがドーンと乗ってきます。肉は全て柔らかく簡単にほぐれ、スモークはそんなに強くかけておらず、重たい感じはありません。ほんの僅かなスパイシー香が後に残ります。トルティーヤにサラダを乗っけてリブアイを一緒に巻いて食べるのがコンセプトなのかとやってみたが、そのままの方が美味しいかなと?サラダが市販ドレッシング感が強く、もう少し酸味を効かせたコールスローと合わせてみたかった…
とは言え、皆さんと楽しく会話しながらビールを飲み、ジャンク的なものを食べる、どこの国でも一緒で楽しい時間でした。
朝からとても内容の濃い1日でした。
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ソムリエ渡辺のニュージーランド研修〜1

2024.4.15
ニュージーランド二大スーパーの1つMWへ
どこの町へ行っても必ずある、スーパーマーケット、店内は日本と変わらない様子。野菜売り場から肉、魚と回る感じ。
生鮮食品は物価高でも安めだそうです。
色とりどりの野菜、フルーツが並んでおるが、バラ売りが多いのと形や大きさはバラバラです、あまり気にしないんでしょうね。
肉売り場はやはりラムの占有率が高く、牛と鳥肉と続き、ポークは控えめでした。価格は決して安いとは感じません。
凄く高いなと思った物は加工品、冷凍食品です。日本より1つの食材に対して数種類のテイストがあるのは消費者の事をよく考えている。White Walehou(メダイの様な白身)のスモークとサーモンパテ&スパークリングワインを購入し、ホテルで検証という名の昼飲みを行いました。
驚いたのは世界第9位の酪農国、牛乳の売り場面積が凄い!見ていると次から次へとカートに牛乳をとるお客様達。ちなみに酪農第1位はインドです。話はそれますが
インドで主流のヒンドゥー教では「牛は神聖な動物」とされています。そのため、基本的に牛肉は食べません。
ただし、人間が生きるためにはタンパク質が必要です。そこでタンパク質が豊富に含まれる乳製品がたくさん消費されているのです。
しかし「牛肉はダメで、乳製品は良いの?」と疑問に感じます、生乳は神聖な牛を殺生しないので、宗教上、飲んでもいいとされています。
ミルクで割った紅茶「チャイ」、ヨーグルト「ダヒ」、ヨーグルトベースのドリンク「ラッシー」、棒状のアイスクリーム「クルフィ」、バターオイル「ギー」、チーズ「パニール」に、多様なスイーツなどなど、インド生活の中で、乳製品に触れない日はないようです。
話は戻って、ワイン売り場も充実、中でも日本よりはるかに白、ロゼワイン、スパークリングワインの陳列数が多い。ちょっとしたワイン専門店と言った感じ。
世界中コスト、人件費の高騰で物価高ですが二大スーパーが幅を効かせている為に価格競争が生まれないのも要因となっている様です。
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