ニュージーランド4日目
ニュージーランド4日目
[マウントクックへ]
レイクテカポを後にしてアオラキマウントクックに向かった。
次の宿にもキッチンがあるようだが、設備が実際に見てみないと分からない上に近くにスーパーは一切ないらしい。ホテルのレストランで済ませることももちろんできるが、1人100$近くするディナービュッフェはあまり気分が乗らなかったのでできるだけコンパクトにして食材を持ち込んだ。結局行ってみると初めてみる熱線を使った古めなコンロがあり、小さい鍋しかないなかなんとかリングイネを茹でて昨日残った半身のサーモンとベビースピナッチを軽くソテーしてから乳脂肪分が多いフレッシュミルク(クリームが無かった)で煮てキングサーモンクリームパスタを作った。トングも箸もがないのでスプーンとホークでサーバーをつくってパスタを盛り付けた。こーゆーの子供に大人気。
[絶景のトランピング]
マウントクックへ向かう山道の道路は目に映る全てが絶景だった。ほぼ植物がなく、あっても牧草か低木しか生えてないのでそのフォルムがしかりと分かる尖った山々は日本ではまず見れない。起伏にとんだ地形に牛や羊が放し飼いにされていてどうやって管理しているのかを知りたい。柵を余裕で飛び越してくつろいでいる彼等、車に轢かれてないのが不思議でならない。(ほかの動物はめっちゃ道路で横たわってる)
南島を東西に分断するように3,000メートル級の山々が連なるサザンアルプス。その最高峰標高3724メートル富士山よりも高いマウントクック周辺にはその雄大な自然を楽しむ為に様々なトランピングコース(トレッキングのNZの呼び方)がある。片道2時間のスタンダードなコース、1日がかりで険しい山々をこえてゆく本格的な装備が必要なもの、かと思えば途中まで車でショートカットして15分ほどでビュースポットに行けるものもあった。子供にいる家族にとって、より安全でできるだけ平坦なトラックを選んで、氷河もマンウントクックも間近で見れる2コースにチャレンジした。
一つ目のコースのゴールにあった氷河は地球温暖化の影響でここ10年で一気にとけてほとんど湖となっていた。氷河によって山の石が細かく削られた影響で成分が水に溶け込み美しい白藍色になっていた。2コース目の中盤で都会育ちの娘はもう歩けないと言うので僕は彼女を抱えて半分以上登った。おかげでショートトラックとはいえかなりの満足度得られた。
[ハーミテージホテルにて]
このあたりには100年以上の歴史があるハーミテージホテル系列の宿泊施設が幅をきかせていて、管理がしっかりとしているホテルはほぼここだけだった。高級ホテルの分類であるはずなのにロビーやカフェはテンション高めなアウトドアラバーで溢れかえっていてドレスコードはゴアテックスのジャンバーだった。(テーラージャケットの人は1人もいない)登山の歴史や偉人の展示もあり興味深かったが子供が嫌がるので見れなくて残念だった。夕食前バーで軽く飲んでいると昼の天気が嘘のような土砂降りが始まり朝まで止むことは無かった。ここのバーでもグラスワインの数が非常に多くてロスになんないか一瞬心配になったが、周りのおじいさま方の飲みっぷりをみてその考えは吹き飛んだ。その日の早い時間のバーは70代ほどのグループが多く、皆様穏やかな笑顔でワイングラスを傾けていた。様々な言語が聞こえ、何を話しているかほぼ分からなかったがきっと若いころの思い出話や今の若者の弱体化を笑っているに違いないと思った。皆様満足気な表情で自信に満ちた皺が刻まれ凛々しい方々ばかりだった。ニュージーランドの旅は人生の締めくくりを語らうのにも相応しい。今はホットチョコレートを飲んでる娘と次回はワインを飲みながらここでまた話たいと思った。
明日はクイーンズタウンへ
おわり
[マウントクックへ]
レイクテカポを後にしてアオラキマウントクックに向かった。
次の宿にもキッチンがあるようだが、設備が実際に見てみないと分からない上に近くにスーパーは一切ないらしい。ホテルのレストランで済ませることももちろんできるが、1人100$近くするディナービュッフェはあまり気分が乗らなかったのでできるだけコンパクトにして食材を持ち込んだ。結局行ってみると初めてみる熱線を使った古めなコンロがあり、小さい鍋しかないなかなんとかリングイネを茹でて昨日残った半身のサーモンとベビースピナッチを軽くソテーしてから乳脂肪分が多いフレッシュミルク(クリームが無かった)で煮てキングサーモンクリームパスタを作った。トングも箸もがないのでスプーンとホークでサーバーをつくってパスタを盛り付けた。こーゆーの子供に大人気。
[絶景のトランピング]
マウントクックへ向かう山道の道路は目に映る全てが絶景だった。ほぼ植物がなく、あっても牧草か低木しか生えてないのでそのフォルムがしかりと分かる尖った山々は日本ではまず見れない。起伏にとんだ地形に牛や羊が放し飼いにされていてどうやって管理しているのかを知りたい。柵を余裕で飛び越してくつろいでいる彼等、車に轢かれてないのが不思議でならない。(ほかの動物はめっちゃ道路で横たわってる)
南島を東西に分断するように3,000メートル級の山々が連なるサザンアルプス。その最高峰標高3724メートル富士山よりも高いマウントクック周辺にはその雄大な自然を楽しむ為に様々なトランピングコース(トレッキングのNZの呼び方)がある。片道2時間のスタンダードなコース、1日がかりで険しい山々をこえてゆく本格的な装備が必要なもの、かと思えば途中まで車でショートカットして15分ほどでビュースポットに行けるものもあった。子供にいる家族にとって、より安全でできるだけ平坦なトラックを選んで、氷河もマンウントクックも間近で見れる2コースにチャレンジした。
一つ目のコースのゴールにあった氷河は地球温暖化の影響でここ10年で一気にとけてほとんど湖となっていた。氷河によって山の石が細かく削られた影響で成分が水に溶け込み美しい白藍色になっていた。2コース目の中盤で都会育ちの娘はもう歩けないと言うので僕は彼女を抱えて半分以上登った。おかげでショートトラックとはいえかなりの満足度得られた。
[ハーミテージホテルにて]
このあたりには100年以上の歴史があるハーミテージホテル系列の宿泊施設が幅をきかせていて、管理がしっかりとしているホテルはほぼここだけだった。高級ホテルの分類であるはずなのにロビーやカフェはテンション高めなアウトドアラバーで溢れかえっていてドレスコードはゴアテックスのジャンバーだった。(テーラージャケットの人は1人もいない)登山の歴史や偉人の展示もあり興味深かったが子供が嫌がるので見れなくて残念だった。夕食前バーで軽く飲んでいると昼の天気が嘘のような土砂降りが始まり朝まで止むことは無かった。ここのバーでもグラスワインの数が非常に多くてロスになんないか一瞬心配になったが、周りのおじいさま方の飲みっぷりをみてその考えは吹き飛んだ。その日の早い時間のバーは70代ほどのグループが多く、皆様穏やかな笑顔でワイングラスを傾けていた。様々な言語が聞こえ、何を話しているかほぼ分からなかったがきっと若いころの思い出話や今の若者の弱体化を笑っているに違いないと思った。皆様満足気な表情で自信に満ちた皺が刻まれ凛々しい方々ばかりだった。ニュージーランドの旅は人生の締めくくりを語らうのにも相応しい。今はホットチョコレートを飲んでる娘と次回はワインを飲みながらここでまた話たいと思った。
明日はクイーンズタウンへ
おわり